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Time flies - 2012.10.12 Fri

JICAの担当調整員さんが今日学校を訪れ、私の離任について教頭先生と話し合いを行いました。

11月12日にティンプーへの移動が決まり、それまでに行うアクティビティについて承認を貰い、これまでのことについても色々と1時間話しました。

私は結局、ブータン人として仕事をすることには最後まで抵抗がありました。
話しの中で教頭先生も、先日8か月間のオーストラリア研修から帰ってきて、異国で暮らすことの難しさを経験し、私の気持ちが分かるようになったと。

こんな話もしてくれました。
「11月にインドのデリーで文化交流プログラムがあるんだけど、アートとダンスが両方とも上手な生徒を二人連れて行くことになったんだ。それで、彼女(私)の意見を聞いて、結局彼女の推薦通りの生徒を連れて行くことにした。彼女がいなかったら誰を連れて行けばいいか、我々には分からなかった。だから先生も揉めないで、簡単に決まったよ。」
・・・私のしていることなんて誰も興味を持っていないだろうと思っていたので、ちょっと意外で嬉しかった。
私の活動にかかわっていくのは、先生たちにとって非常に面倒なことであるのは重々承知でした。
それでも、ちゃんと尊重はしていてくれたんだなぁって・・・

私が初の長期ボランティアとなるアートは、この国では非常に新しい教育分野。
10年以上JOCVを派遣し、教師養成もある体育と違って、誰も授業を受けたことがない状態の中で興味を持つ先生は皆無に等しかった。
何もかも、一人で一から始めることになるとは、ちょと予想を超えていました。
担当調整員さんも、私の苦悩をとてもよく理解してくれていて、
「彼女はここで貴重な時間を過ごしたかもしれない。でも、同時に非常に辛い経験もしていたんです。そこをよく理解していただき、カウンターパートの導入をもっと真剣に考えてください。JICAのポリシーとして、先生にも技術移転をできないのなら、ボランティアは派遣できません。」
と、はっきり言ってくれた。

次のボランティアがどういう待遇で迎えられるのか分からないけれど、おそらく今と変わらないように思います。
そのために、次のボランティアが困らないような基礎づくりもしてきました。
ダメなものは早く切り捨て、可能性のあるものに切り替えて、やれることはやってきたつもりです。
粘り強く関わることもダメとは言わないけれど、ここは新参不毛の地、ブータン。
限りある時間の中で、息の長い支援になることを見据え、確実に残るものを育てられたことは、大きな成果になったと信じたい。

調整員さんも
「美術科目を体育のような状態にしたくない。確実に根付かせたい。」
と、早い段階でおっしゃっていたので、パイオニアになるつもりで、おそらく「草の根」という型にはまったJOCVと全く違うボランティア形態をとってきたと思います。
若くて経験が少なければ経験に裏打ちされた仕事はできないし、いわゆる草の根レベルで頑張るしかない。
けれど幸い私にはある程度の経験がある。私という人間が最大限の効果を上げられるものに、このパイオニアとしての仕事は合っていたのかもしれません。

私のしてきたことがブータン人に理解されるのは、きっと数年後、十数年後かもしれません。
けれど、私の痕跡は形として残っているはずなので、のちのボランティアに受け継がれて、いつかきっと役に立つと信じています。



子どもたちよ!
自由な心で、のびのび育て~!!!
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*帰国まであと84日!*


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えらいなあ

えらいなあって言葉は、私の本拠地では文字通り「偉いなあ」…ともうひとつ「大変だなあ」という意味がありますけど、二通りの意味をこめて、HIYOKOさんに送ります。
ブログを読み続けて、なかなかついていけない内容のほうが多いんですが、胸にしみることが多々あります。

翻って、私の人生はなんだったんじゃあ!と…比べるもんじゃないですよねv-12









kazさん

いやぁ、どえらい疲れました。(この使い方もありますよね?)
大変ではありましたが、偉くはないと思います。
多分、JICAボランティアで各国に派遣されている隊員は、結局のところ、自分の信念のみに突き動かされているんじゃないかなぁと思います。
これがないと、多分2年間乗り切れないか、遊んで終わっちゃいます。
まだまだ青二才なのに、「ま、こんなもんか。」って生意気なことは言いたくなかったんで、信念貫きました。。。
(本当は色々辛かったですよ~~~。)


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プロフィール

HIYOKO

Author:HIYOKO
JOCV(青年海外協力隊)平成22年度3次隊・青少年活動
2011年1月6日~2013年1月5日 ブータンにて活動。
パロ県ドゥゲルのろう学校で美術を教えていました。

**********************
2013年、ブータンでの暮らしを描いたノンフィクションを、出版していただきました。
000_R.jpg
「ブータンの学校に美術室をつくる」
WAVE出版
定価 1,512円(本体 1,400円+税)
A5判 上製 164ページ
ISBN 9784872909616

WAVE出版
●amazon
●TSUTAYAオンライン
●紀伊国屋
●セブンネットショッピング
●クロネコヤマトのブックサービス
●Jbook


**********************
★ブータンの素材を使った雑貨を手作り販売しています。

gal1.jpg

売り上げの一部が、勤務していたブータンのろう学校へ西洋美術の画集を贈る資金になります。
販売は以下のサイトで!
ハンドメイド・手作りマーケット tetote(テトテ)

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