FC2ブログ
topimage

2019-01

スポンサーサイト - --.--.-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ヒマラヤトレック・花紀行 ~その⑩ 太郎降臨 - 2012.07.08 Sun

トレック10日目。地図

DSC_0002_R_20120722230039.jpg

DSC_0005_R.jpg

疲れも大分たまり、悪路と悪天候でだんだん帰りたくなっています。
でも、私にはもう一つだけ、どうしても見ておきたい花がありました。

それは、ノビレ・ダイオウ

ブータン赴任前から興味があったけれど、まさか自分がトレッキングするとは思わなかったので、見るチャンスは無いだろうと思っていた花。
この日は、そのチャンスが訪れるかもしれない。。。

そんな1日のお話し。



いつもと同じように午前中数時間だけすかっ晴れ。
昼前から降り出すというパターンにも慣れました。

道がないどころか、川べりしか歩けない場合もありました。
DSC_0013_R_20120722230038.jpg

沢も登りました。
DSC_0040_R_20120722231023.jpg


…結構、限界に近づいてきました。
私の頭の中は、「まだ着かないの?…」そればっかり。
この時、楽しさは微塵も感じてません。。(今もあんまり分かんないけど…)
ただひたすら、雨に打たれながら無言で道なき道を歩き続けることは、かなり苦痛を伴います。
でも、ノビレダイオウが見たいという希望だけに支えられ、ひたすら歩き続けます。


そして、最後の大きな峠(Ichi-la)に差し掛かろうというとき…
DSC_0060_R.jpg
遠くの山に、白い点々が見えます。

拡大すると…
DSC_0058_R_20120722231449.jpg

そう、これがノビレダイオウ。
ゾンカ語では「チュカメト(水の花)」と言われています。

あいにく人が近寄れないところにしかないので、なかなか傍で見ることができません。
ああ、残念…


そして、まさにIchi-laのてっぺんに到達。
その先は…

崖。
DSC_0070_R_20120722231023.jpg

DSC_0079_R.jpg

DSC_0088_R.jpg

断崖絶壁。

これ、人間が越えられるんですねぇ…


まぁ、ここを通るしかないので下りますけど…

そこに突如現れました。



DSC_0074_R_20120722231950.jpg

突然でびっくり!


ちょっと仕込んでみました。
DSC_0071_R_20120722231949.jpg

岡本太郎もびっくり!!

遊び半分でやってるように見えるでしょうが、実はここ、絶壁の最中です。
結構命がけ…


温室植物であるチュカメトは、白菜みたいな葉っぱの中に花が咲きます。
DSC_0076_R.jpg
緑のが花。誰かが折ったのか、中が見えていました。
葉っぱに包まれた内部は暖かくなっています。

DSC_0080_R.jpg
チュカメトの芽。
成長すると1m以上になります。



この花が見られてよかった。
もうブータンに何の悔いもないです。


が、幸せというのは所詮一瞬の物に過ぎません。

沼、川をひたすら渡り、
DSC_0105_R_20120722230346.jpg

湖を越え、
RIMG0006_R.jpg

苔むす森を抜け、
DSC_0113_R_20120722230345.jpg

DSC_0109_R_20120722230345.jpg

ようやくキャンプサイト。
DSC_0108_R.jpg


道なき道を歩くこと、9時間半。

到着と同時に発した言葉。

「もうトレッキングはいいや…」




*標高4200~4400m、Ichi-la付近のお花たち*

Meconopsis paniculata。 イエローポピー。群生しています。
Meconopsis paniculata DSC_0102_R_20120722224502.jpg

Megacondon stylophorus
Megacondon stylophorus DSC_0050_R.jpg

Phlomis tibetica
Phlomis tibetica

シャクナゲ(オフシーズン)の群生。              アザミの一種。
DSC_0047_R.jpg DSC_0015_R.jpg

なんか可愛らしかったので撮った。
RIMG0002_R_20120722224457.jpg  DSC_0104_R.jpg


******************************


meto.gif今日のメトmeto.gif

DSC_0074_R_20120722231950.jpg

ノビレダイオウ(チュカメト)
Rheum Nobile


タデ科ダイオウ属
標高:4250~4600m
開花時期:6~8月

ネパール東部~ブータン、チベット南東部、雲南・四川省に分布。
花茎の芽がキャベツ状にふくらんだ後、外側を包む緑色の葉が開きます。
花茎は直立し、高さ0.7~2.0m、苞葉には有害な紫外線を吸収するフラボノイド色素があります。
葉緑素はなく、半透明で、太陽光を透過し、内部の気温を外気温より5゜Cほど高めに維持しています。
温室植物の代表格。
茎がおいしく食べられるそうですが、私はこの葉っぱを鍋に入れてみたかった。
キムチでも湯豆腐でも八宝菜でも可。
ブータンには白菜がない。
1年半ぶりのこの葉っぱは、もう白菜にしか見えない。

勝手に花言葉: 「花より八宝菜」




 ⇒ヒマラヤトレック・花紀行⑪へ


関連記事
スポンサーサイト

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://hiyokotori.blog119.fc2.com/tb.php/214-933eb902
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

ヒマラヤトレック・花紀行 ~その⑪ 消化試合 «  | BLOG TOP |  » ヒマラヤトレック・花紀行 ~その⑨ 道がない…

プロフィール

HIYOKO

Author:HIYOKO
JOCV(青年海外協力隊)平成22年度3次隊・青少年活動
2011年1月6日~2013年1月5日 ブータンにて活動。
パロ県ドゥゲルのろう学校で美術を教えていました。

**********************
2013年、ブータンでの暮らしを描いたノンフィクションを、出版していただきました。
000_R.jpg
「ブータンの学校に美術室をつくる」
WAVE出版
定価 1,512円(本体 1,400円+税)
A5判 上製 164ページ
ISBN 9784872909616

WAVE出版
●amazon
●TSUTAYAオンライン
●紀伊国屋
●セブンネットショッピング
●クロネコヤマトのブックサービス
●Jbook


**********************
★ブータンの素材を使った雑貨を手作り販売しています。

gal1.jpg

売り上げの一部が、勤務していたブータンのろう学校へ西洋美術の画集を贈る資金になります。
販売は以下のサイトで!
ハンドメイド・手作りマーケット tetote(テトテ)

**********************


◆メッセージ◆


最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (1)
出発前準備 (2)
アート (5)
ブータン事情 (29)
ブータン生活 (57)
青年海外協力隊 (75)
日本 (7)
ブータン旅行 (7)
その他 (10)
ブータン出張 (5)
ブータンの幸福 (2)
ブータン旅行・東編 (5)
ブータン旅行・中央編 (8)
任国外旅行・ネパール編 (7)
パロ楽芸祭 (9)
パロツェチュ (1)
任国外旅行・タイ編 (5)
任国外旅行・インド編 (4)
ヒマラヤ・トレッキング (14)
お知らせ (14)
執筆 (2)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。