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2019-08

Long Long Journey to Eastern Bhutan 最終回 - 2011.09.22 Thu

<< Annual Sports Day, NIVI in Khaling編 >>

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NIVIの運動会の様子。

ドゥゲルの生徒たちが作った旗が使われました。

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普通のブータンの学校の運動会というのは、選抜された運動神経のいい子が徒競走などの競技にいくつも出場して、その都度賞品をもらうという個人競技中心のイベントです。
日本で言ったら、陸上の大会って感じでしょうか?

でも、ここではハウスというグループによるチーム戦を行っています。
私のプリントしたユニフォームで競技をします。

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Nima(太陽)

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Dawa(月)

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Karma(星)


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ボールを落っことさずに歩く競技。
見えない子は比較的見える子が介助します。

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3人でやる綱引き

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ムカデ競争

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二人で協力してボールを運ぶ

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何故かおしくらまんじゅう

雰囲気はさながら日本の田舎の学校の運動会です。


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表彰式も、チームごと。
賞品はバターランプです。ここはブータンらしい!


最後になんとサプライズが…

協力ありがとうってことで、私とSir Kasaの2人が記念品をいただきました。

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彼も全く知らなかったようで、相当嬉しかったと思います。
彼はこの10月初旬までの任期を少しだけ延長し、今年度最後まで生徒の成長を見届けた後、1月日本に帰国します。
過酷な生活環境の中、公用語のゾンカとも違う現地の言葉で授業をできるほどになり、苦手な唐辛子料理を食し続けた努力。
そんな彼の活動や暮らしぶりが、配属先で受け入れられ、帰任直前に形として返ってきたんだろうと思います。

1年後、私もこうあれるでしょうか…

同じ特殊教育の隊員の、それも最後の活動総括に立ち会い、思うことが沢山ありました。
頑なに自分の意思を貫くことも時には必要ですが、もっと緩やかな心で、小さなことを少しづつ積み重ねていけば、知らない間に大きな成果となって表れるのかもしれないなぁと、ぼんやり思っています。
もっと肩の力を抜いて、いろんな出来事を受け入れていく覚悟ができました。

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NIVIの先生方には非常に歓迎していただき、連日連夜食事をご馳走になり、お酒を飲ませていただき、本当に良くしていただいて嬉しかった。
でも、それ以上に嬉しかったのが、ドゥゲルの校長先生に報告をしたとき、
「本当にいい企画だったね。どうもありがとう。」
と、言っていただき握手を求められたことです。
まさか、そんなふうに思ってもらっているとは…

それから同僚の先生たち。
「カリンとパロはどっちが良い?」と聞かれ「もちろんパロだよ。」と答えた時の嬉しそうな顔。

NIVIの生徒たちももちろん可愛かったけれど、ドゥゲルの生徒たちは比類なく愛おしく、久々に会ってとても柔らかな気持ちになれました。

やっぱり、私はここで頑張ろうと思います。
単純万歳~!


おしまい!

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Long Long Journey to Eastern Bhutan その4 - 2011.09.21 Wed

<< Exchange between Drukgyel & NIVI 編 >>

NIVIで何をしたかというと…

これです。

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ドゥゲルの生徒達が作っていた旗。

9月22日は、NIVIの運動会。
これが、その会旗として使われます。

そして、生徒全員が着るユニフォームのTシャツのプリント。
これを私がデザインさせていただきました。
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全60枚以上のプリントを3日間かけて手作業で行いました。
どこにも観光行けんかった…


NIVIの生徒や、隣接している小中学校の生徒も見に来ました。

「アートに興味があるの?」
「はい、マダム。」
「じゃ、やってみる?」
ってことで、いろんな子供や先生が飛び入り参加しました。

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突然やってきて、不思議な道具でTシャツを染め始めた私に、みんなどんなことを思ったのか…
でも、興味を持ってくれた人たちがたくさんいて、感慨ひとしおでした。



さらに、美術の授業がない彼らに、少しでも体験を…ということで、全盲の生徒でもできる「ハンドプリンティング」を行いました。
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この旗は、ドゥゲルへ持ち帰り、学校に展示してあります。

この学校の生徒は全盲が少ないので、もっと凝ったものでも出来たかも…と思います。
美術科目導入の可能性は十分あります。

夏にチャンガンカ小学校へ寄せていただいたときも思ったのですが、ブータンで美術教育が生き残れるのは、もしかしたら障がい者学校だけかもしれません。

美術の授業には、たくさんの物資が必要です。
ハサミ1本満足に買えない普通の学校に、紙や絵の具を定期購入することは難しい。
でも、障がい者学校にはドネーションが入るので、普通の学校よりも物資は豊かです。
…といっても、日本の学校とは比べ物にならないので、とても大変ではあるのですが…
それでも必要最低限の物資が確保され、美術の指導が継続されるのは、やっぱり資金の確保が可能な学校に限られるのではないかと思います。


そして9月22日。
いよいよ運動会です…


さらに続くー!

Long Long Journey to Eastern Bhutan その3 - 2011.09.20 Tue

<< カリン編 >>

さて、4日間かけて到着した今回の目的地、カリンのお話し。

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カリンに何がある?と言われると…
観光資源はほとんどありません。

ああ、こんな立派なお寺がありました。
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かわいらしい子供たちもおりました。
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…と、これだけでは出張にならないので、訪問先の紹介。

National Institute for the Visually Impaired
国立盲学校、通称NIVI

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ブータンにある唯一の盲学校です。

ここには体育のJOCVが派遣されています。
こちらが Naughty Japanese, Sir Kasa です。
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オネェですね…

本人の名誉のために、真面目な姿も1枚。
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やっぱり足が内股です…


ここカリンは、学校以外にネット回線がなく、停電も多く、ギザ(ブータン式湯沸かし器)も風呂もなく、家にも窓ガラスがあったりなかったり…
まさしく一般の方がイメージする「The 協力隊!」って感じのところです。
いやぁ、よく2年近く暮らしたなぁと感心します。
冬なんか、食糧がジャガイモと唐辛子しか入手できなかったことがあったと言っていました。
私なら、死んでます…


それはさておき。

まずはSir Kasaの弱視クラスの授業を見学。
軽い準備運動をして…
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音の出るボールでする視覚障がい用卓球の授業です。
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ろう学校で実感しますが、聴覚障がい者は視覚優位なので、非常に観察力が鋭いです。
逆に視覚障がい者は、音に敏感。
声で人間を区別するのか、ブータン人に初めて私の年齢が40代だということを当てられました。。。
勝手に25歳の子どもがいることになってたり…その想像力の豊かさ!
どーいうこっちゃ?!

視覚障がいの学校に美術教師がなんで行くの?と思われるかもしれませんが、今回の目的は学校間交流です。
私の配属先がブータン唯一のろう学校なので、春からなにか企画ができないかと考えていたのですが、それが今回ようやく実現したというわけ。

何をしたかというと…


次回に続くー!

Long Long Journey to Eastern Bhutan その2 - 2011.09.19 Mon

せっかくローカルな旅をしてきたので、ブータン・ローカルの話を少し…


<< ブータン食糧事情編 >>

ブータンの料理は「世界一辛い」と言われています。
なぜなら唐辛子が全ての料理に投入され、野菜のように食されるから。
山に囲まれ塩が手に入らなかったことから、味付けを唐辛子でする名残と言われています。
特に東の食事は辛く、いままで無いぐらいの殺人的辛さを体験しました…

長距離バスの旅では朝ご飯やランチの休憩があり、超ローカルな山奥のレストランで超ローカルなブータン飯を食します。
こちら、代表的なブータン料理。

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まず、ご飯茶碗3杯分はあろうかと思われる、てんこ盛り白米。
ブータン人はとにかくご飯をたくさん食べます。
っていうよりも、おかずが辛すぎてごはん抜きでは食べられないからだと思われます。

ご飯にのっかているのが「シャカム」。
干した肉を唐辛子と炒めたものです。はい、辛いです。

奥に見える緑色のものが「エマダツィ」。
まさしく、唐辛子をそのままチーズで煮込んだもの。
種の部分が辛いので抜いたりすることもありますが、これは種ごと…
ブータン人も「辛ぇな、これ。」って言ってました。

黄色いのが「ダル」。
豆のスープで、味噌汁のように毎食必ず出てきます。
時々おいしかったりもするのですが、カレーパウダーが入ってたりするので私は苦手です。。。

そして、ほとんどの料理には油が大量に使われています。
だからブータン人は太った人がとても多いです。
私もこの旅行で、腰のあたりに知らない肉がついていました…


ブータンのローカルな食堂にはメニューがありません。
大体こんな感じで取り揃えられます。

サブジ=野菜=エマダツィ等の唐辛子料理

パクシャ=豚肉=唐辛子と豚の脂身の炒め煮

ノシャ=牛肉=牛肉と唐辛子の炒め煮

シャカム=干し肉=干し肉と唐辛子の炒め煮

大当たりの場所にモモ(チベット餃子)があったりします。



以上、終了。
バラエティー感はゼロです。
普通はこの中の3品ぐらいがある感じ。
肉なし月なんて、サブジオンリーです。




<< ブータントイレ事情編 >>

長時間のバスの旅で一番困るのがトイレ。
なので、男も女も非常に開放的に、野ションです。
写真はさすがに遠慮したので、イラストで…

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日本人の私は、さすがに野ションは耐えがたく、食事休憩のレストランまで我慢しました。

レストランのトイレはこんな感じ…

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こちら、木製のトイレ。
隣の一斗缶と比べて分かるように、非常に狭い間隔に穴と足置き場があります。
相当狙い撃ちしないと、自分の足が未曾有の大惨事です。

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こちら、コンクリートのトイレ。
周りは気休めに囲われていますが、ほぼ丸見えです。
ブータンのトイレは日本と逆で、ドアに向かって腰を下ろしてします。
穴のあるほうが後ろに来るということです。
ところが、金隠し的なものはないので、元気が良すぎると然るべき部分からはみ出してしまいます。

もっと汚いのもあるんですが、これ以上のものはお見せすることに躊躇します…
出てくるものも引っ込む勢いです…

あぁ、ブータンの人は用を足した後、トイレットペーパーではなく手で拭きます。
そのため、トイレの横には蛇口がついてます。
最近は紙を使う人も増えているようですが、割合は不明…

ブータン人、握手が好きなんだよなー…


    *** Refreshment↓***

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ブータンの田園…


Long Long Journey to Eastern Bhutan その1 - 2011.09.19 Mon

<< ブータン交通事情編 >>

9月16日から26日まで、東ブータンへ出張に行ってきました。

ブータンの西の端っこに暮らしている私。
ルートパーミットの関係で、なかなかほかの地域まで足を延ばすことが難しい位置です。
なので、今回の企画はかなり嬉しかった…

夏の旅行では中央ブータンまでしか行けなかったので、そこから先は初めての世界。
ちなみに行先は…

タシガン県カリン

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緑のルートが夏の旅行の時のもので、紫が今回のルート。
青いマークは峠です。
…といっても、殆どの峠が3000m越えてるけどね…
直線距離は200㎞ですが、実際の移動距離は600㎞。
東京と神戸ぐらい離れていますが、電車も国内線の航空路線もありません。
その距離を、なんと7つの峠を越え、バスに揺られて目的地まで片道4日間
今まで世界のいろんな場所に旅したけど、こんなに長時間の移動は初めてです。

1日目はパロから首都ティンプーへ移動。
約2時間。

2日目、朝6時のバスに乗車。中継地のブムタンまで14時間の旅。
ブムタンに宿泊します。
ちょうどこの日はヒンディーの機械の神様のお祭りで、バスがデコられてます。
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ちなみにこのバスはTOYOTA製のコースター。
まあまあの乗り心地です。(山なので相当揺れますが…)

でも私が乗ったのは…
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インドのEICHER、通称オーディナリー…

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臭い、汚い、危険、の3Kがそろったバス。
手前の包みは今日の新聞。
途中の街で車窓からポイポイ投げ捨ててお店に配達します。
場所によっちゃ届くのは次の日なんだけどね…

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なぞのセクシー・ラマ(坊さん)の写真が。

まー、とにかくボロボロのバスです。
それしかなかったんで仕方ないんだけど、東に派遣されている隊員たちもさすがにそれほど乗車回数がなく、「よく乗ったねー…」と感心される始末。
峠付近で、やっぱりパンクしました。
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しかし替えのタイヤの状態は…
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ツルツルじゃん…
雨降ってるのに本当に大丈夫なのか、そこはかとなく不安です。
ちなみに帰りのコースターもパンクしました。

そんな試練に乗っかってまで何しに行ったかはこの先のブログで書くとして、まずはブータンの道路の状況をお話ししたいと思います。


ブータンは山の斜面を切り出して道路を作っており、トンネルや高速道路、ガードレールすらない崖を進みます。
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本当にただの山道が、東西を貫く唯一の幹線道路です。
舗装もされていない場所が多く、バスの速度は常に20~30㎞/時程度でしか走れません。

雨期の今はロードブロック(土砂崩れによる全面通行止め)が多く、崖がいくつも崩れていたり、冠水していたり、大変な状態です。

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そんな時は数時間~十数時間、道路が開くのをひたすら待つことになります。
だから、移動に寝袋は必須アイテム。


でも、そんな山道だからこそ、素敵な景色にもたくさん出会えます。

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途中には小さな町がたくさんあります。

2日目、ティンプーから約3時間の町、ウォンディ
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この日はブムタン-ティンプー間の自転車レースがあって、沿道には応援の小坊主さんが…
ブータンでは一家に一人お坊さんを出すことが名誉とされ、学校ではなく修道院に入っている子どもたち。


3日目に通る東ブータンの中心地モンガル
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3日目の目的地タシガン。ブムタンからおよそ17時間。。。
標高1000m程度の、亜熱帯の街です。
ここでも1泊し、翌朝バスを乗り換えます。
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4日目の朝10時30分。
ロードブロックに遭いながらも、ようやく最終目的地、カリンに到着しました…

つづく!

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プロフィール

HIYOKO

Author:HIYOKO
JOCV(青年海外協力隊)平成22年度3次隊・青少年活動
2011年1月6日~2013年1月5日 ブータンにて活動。
パロ県ドゥゲルのろう学校で美術を教えていました。

**********************
2013年、ブータンでの暮らしを描いたノンフィクションを、出版していただきました。
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「ブータンの学校に美術室をつくる」
WAVE出版
定価 1,512円(本体 1,400円+税)
A5判 上製 164ページ
ISBN 9784872909616

WAVE出版
●amazon
●TSUTAYAオンライン
●紀伊国屋
●セブンネットショッピング
●クロネコヤマトのブックサービス
●Jbook


**********************
★ブータンの素材を使った雑貨を手作り販売しています。

gal1.jpg

売り上げの一部が、勤務していたブータンのろう学校へ西洋美術の画集を贈る資金になります。
販売は以下のサイトで!
ハンドメイド・手作りマーケット tetote(テトテ)

**********************


◆メッセージ◆


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