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2019-08

【ご報告】ブータン再訪 - 2016.07.11 Mon

前回の記事でお知らせしたとおり、6月4日~8日、たった5日間でしたが、ブータンを再訪しました。

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3年半ぶりのブータンは懐かしいと同時に、発展の兆しがあちこちに見え隠れして、時が経ったことを感じさせます。

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ラウンドアバウトの中心にオブジェができてたり…

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空港が増築されていたり…

今回の目的は青年海外協力隊としての配属先だったろう学校を訪れることです。
到着し、同僚に電話すると「その日、学校が休みになったから、生徒も先生もいないよ~」と・・・
ハード面は変わっても、ソフト面は何ら変化のないことに、どことなくほっとする自分。。。
あー、そうそう、こんな2年間だったよね~と、一気にあのころに引き戻される出来事もありつつ、満喫してまいりました!

さて、本題ですが・・・
学校に訪れてびっくりしたことと言えば、私が作った美術室が、建物ごとなくなっていたこと。
職業訓練の立派な建物に建て替わっていました。
もともと職業訓練の施設が充実しておらず、先生方も熱望されていたものだったので、まあ仕方がないか、なのですが・・・

美術の授業は予想通り継続されてはおらず、ボランティアの派遣もない現在は時間割にも入っていない状態です。
私を含め、4年半ものボランティアの活動は、優先順位としてはそれほど高いものではないということなのか、それとも失敗なのか…
まだ、答えは出ていないんだな、と感じます。

かといって無駄なものではないと確信した出来事もありました。


    **     **     **    **


私の著書にも登場する生徒会長ナムゲイ君についての新たなストーリーをご紹介します。

私が活動していた2012年、当時6年生だったナムゲイは、美術が大好きで頭の良い生徒でした。

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私の助手のように毎日放課後に美術室を訪れて、下級生の面倒を見てくれていました。
「将来はこの学校に残って、美術を教えたいな」
それが彼の夢だと語ってくれました。

この学校は、2003年設立の新しい学校で、小中学校の付属ろう学校として、8年生までのカリキュラムが組まれていました。
本当は10年生までのカリキュラムがあり、8年を修了したものは高校に進学できるとのことだったのですが、手話のできる先生の不足と進学を希望する生徒の少なさで、全員をいったん卒業させていました。
1期生のナムゲイも8年生満了し、昨年の春に卒業。
ティンプーの伝統美術学校に進学したそうです。

その後、ナムゲイの下級生が先代の国王夫人とお会いする機会があり、こんなことをお話ししたそうです。
「僕はまだ学びたいことがたくさんあるのですが、学校を卒業しても受け入れてくれる教育機関がありません。」
それを聞いた国王夫人は、この学校で学び続けられるように配慮をしてくださったとのこと。

この話は卒業生たちにも伝えられ、希望者はもう一度この学校に戻ることができるようになりました。
ナムゲイも再入学を果たし、この春から一つ下の生徒たちと一緒に9年生として学んでいます。
「美術の先生になりたい」
そう話していたナムゲイは、今でもこの学校の教師になることを希望しています。

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がんばれ!!!

    **     **     **    **


今回の訪問は生徒たちには内緒だったようです。
私を見つけた生徒たちが、あの頃毎朝「今日は美術の授業ある?」と問いかけてきたときのように私を取り囲み、次々に「覚えてるよ!」と笑顔で再会を喜んでくれました。
中にはちょっと涙ぐむ生徒もいて、私も涙腺が崩壊する寸前でした・・・笑
当時4歳5歳だったちびちゃんたちも大きくなっていて、私が残した指導書をひろげ、「この人でしょ!思い出したよ」と話しかけてくれました。

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現在は90名ほどの生徒がいるようですが、半分ぐらいは入れ替わっていて一抹の寂しさも感じました。
生徒同士で結婚した子もいましたが、多くは親元に帰ったようです。

先生からもいろいろな話を聞きました。
あの頃は一度も言ってくれなかったのに、「あなたは本当に活動的だった。いろんなことを生徒と一緒にしてくれたし、何より生徒を心から愛してくれていた。たくさんの資金も稼いで、きちんと授業をしてくれていたね。新しく来た先生には、あなたのことを、そう話しているんだよ」と、教えてくれました。
当時言ってくれていれば、もう少しモチベーション上がったのに・・・笑


    **     **     **    **


そんなこんなで3時間程度の訪問だったのですが、その中で前回の記事に書いた本の寄贈とスピーカーの進呈を行ってきました。

本は、学校の書棚に保管し、大切にしてくださるとのことでした。

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難聴者用スピーカーは、数名の生徒に対しスピーチセラピーの先生とオーストラリアから来ているボランティアの先生が一緒にテストを行ってくださいました。

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このテストを受けた生徒は皆、補聴器だけの時よりもよく聞こえる、もしくは補聴器なしでも聞こえるとのことで、非常に有効であるとの好評価。
操作や破損時の修理など、まだまだ課題はあるのですが、しばらく使っていただき、レポートを下さるそうです。
何人も先生が様子を見に来ては「これはいいね!」「もう少しあれば、英語やゾンカの授業でも使えるね!」「職員会議でも、聴覚障害の先生が使える」と、口々に言っていました。

ブータンでは補聴器のメンテナンスが十分にできないこともあり、こういう外部機器で聴覚を補完できるツールは非常に便利です。
ご協力いただいたユニバーサルサウンドデザイン様とも相談したところ、ブータン側からのレポートを受けて、また新たな試みを実現できるかもしれません。
今度は本格的に利用の拡大ができるよう、私も勉強したいと思います。


    **     **     **    **


協力隊としてたった2年間のつもりでかかわったブータンでした。
問題を山のように抱え、泣きたいことばかりで、帰りたいと思ったことは両手でも足りません。
それでも協力隊の門戸をたたいた時の小さな志はくすぶり続け、ブータンの繋がりがライフワークとなる運命に導かれていたようです。

今、世界では不幸にもテロの犠牲になる国際協力関係者もおり、憤りを禁じえません。
きっと私と同じように、運命のうねりに身を任せた中で起こってしまった悲劇です。
ブータンで学んだ「自分ではどうしようもないことが、世の中にはたくさんある」ということが、今になって腑に落ちています。
それでも国際協力の道を選ぶ人の気持ちを今は理解ができるし、自分自身もこの運命の中で後悔しない人生を送れたら、と思っています。

これで、1回目の活動レポートはおしまいです。
今後ともご支援ください!
どうぞよろしくお願いいたします。

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Khadlinche la! - 2012.09.22 Sat

皆さんの心遣いに、Special Thanks!

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一つオトナになりました。
もう充分大人だけど…


*帰国まであと105日!*

・・・なかなか3ケタを切らない~~~。
カウントダウンが早すぎたことに激しく後悔。。。



タカオチャン、帰ル。 - 2012.08.04 Sat

ブータンの首相フェローを務めていたタカオちゃんこと高橋孝郎さんが、今日、1年間の任期を終えて日本に帰国しました。

初めて会ったのが、去年の10月ごろ。
首都のレストランでパロ仲間のKamaちゃんと食事をしていたら、「日本の方ですよね?」と、声をかけられたのがタカオちゃんでした。

私たち2人はパロに住んでいるので首都に住むタカオちゃんとは中々会う機会がなかったのですが、ドゥゲルに遊びに来た時に呼んでもらったり、逆に首都にいるときに食事したり、タカオちゃんの仕事先に用事に行ってお世話になったり、楽芸祭にも足を運んでもらったり…
JICA関係以外の日本人の中でも親しくさせてもらっていた方の一人です。

この1年にブータンブームが巻き起こり、タカオちゃんは経済のスペシャリストとしてブータン代表のような形で日本のメディアにもよく取り上げられ、なんだか有名人になっていきましたが、そんなことはちっとも表に出さず、また輝かしい学歴や職歴もちっとも鼻にかけず、ちょうど一回り年下ですが人物としてとても尊敬できる人でした。

そんなこととは裏腹に、大阪のオバちゃんみたいなキャラクターで昭和歌謡が大好き。
最後にドミで「昭和歌謡ナイト」のカラオケ大会をしたぐらいです。
いや~、上手かった。
パロ仲間kamaちゃんもタカオちゃんと同い年なのに、昭和歌謡の達人。
「理解してくれる人が少なくて…」という共通点で、そんなに頻繁に会ってるわけじゃないのに、なぜか近しく感じていました。

今日はkamaちゃんとパロ空港までお見送りに行きました。
出発直前までパッキングが終わらなかったらしく、空港到着が出発時刻1時間前…というオチ付き。
とても忙しい毎日だったと思いますが、本当に清々しい顔で帰国の途に。

少し日本で過ごした後、今度はアメリカで次の人生をスタートさせるようです。

協力隊に参加して良かったなあと思うことの一つに、日本だけで生活していたら会えなかったであろうフィールドの全く違う人たちと沢山出会えることです。
年齢が全然違っても対等に関わりあえることも。
そういう人たちと関わる度に、同じ日本人の価値観を持ちながらも自分と違った視点で見聞することの「発見の楽しさ」があります。

ブータンでの日本人との出会いは、とても貴重なものです。

タカオちゃん、タシデレ!
See you again someday!!



*タカオちゃんブログ
Appreciate Happiness ブータン・ブログ


*日本講演

-その①-----------------------------

テーマ:「ブータン経済とGNHの今」
日時:2012年8月19日 (日)14:30~16:30
場所:JICA地球広場 401号室  
講師:高橋 孝郎
会費:会員 800円、 一般 1,000円
申込締切:2012年8月15日(水) 


-その②-----------------------------

「ブータンの目指す幸福 ~仏教と経済の観点から~」

【講 師】
大谷大学・佛教大学・大阪大学等講師、本林靖久
ブータン政府2代目首相フェロー、高橋孝郎

【開講日】①8月10日 ②8月24日 ③8月31日 各金曜15:30~17:00

【受講料】全3回6,300円、各1回2,310円(入会金不要)

①8月10日 「ブータンの経済と開発」講師:高橋孝郎(ブータン政府2代目首相フェロー)
②8月24日 「ブータンの仏教と伝統」講師:本林靖久(大谷大学・佛教大学・大阪大学等講師)
③8月31日 「ブータンと幸福論~仏教と経済の観点から~」対談:本林靖久&高橋孝郎


詳細は、タカオちゃんブログで!



*帰国まであと153日!*


おぉ!〇〇人 - 2012.06.12 Tue

日曜、月曜と、日本から私の地元TV局の皆さんが取材に訪れました。

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パロのサブジ、我が家、ドゥゲゾン、学校、同僚の家などなどで撮影。
片付けてない荒れ放題の物置兼客間や、冷蔵庫や食糧庫の中身まで撮られ、かなり冷や汗です…
あれは絶対に放送しないでほしいなぁ~~~。地元に帰れなくなる…

放送は私の地元のみなので、このブログをご覧になってる方のほとんどが見られないかもしれないですね。
〇〇朝日放送(〇に、私の出身県を入れてね。)で、7月17日(火)午後6時55分~7時54分というゴールデンタイムに放送されるみたいです。
4人の同県出身者が出演するため、私の出番はそんなにないと思われますが。。。

でも、こういうドキュメンタリー的な番組に出演する機会などきっともうないだろうから、いい記念にはなりました。
色んなインタビューをされ、この国で暮らすことを冷静に振り返って整理出来た気がします。
気の利いたことが言えなくて申し訳なかったのですが、ブータンと日本という2つの国を客観的に比較したり、生徒たちが障がいを持っているということを再認識したり(実は普段、特別意識することがない。)、自分でも気が付かなかった潜在的なモノがものがふっと出てくるんですね。
不思議な感覚です。


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アナウンサーさんと記念撮影。
Fine Art Clubの子供たち。

やる気ゼロかも… - 2012.02.17 Fri

更新滞ってますが、生きてます。

なんで書かないかというと…書くことが本当にないからです。

10日から学校は始まったものの、ゾンカ語で90%理解不能なミーティングとひたすら何かを待つことだけで終わっています。
何を待っているのかも分からないまま、ひたすら待ってます。
本当に苦痛…
他にやることは沢山あるのに、人にお願いして材料や道具をそろえてもらっている最中なので、滞ってます。
時間がもったいない…

授業は来週の24日ごろからスタートする予定。


ネットも調子悪くて、書いた日記がそっくり消えること4回。

そりゃやる気が失せます。

とりあえず、生存報告。

 &

来週20日から23日まで、王様の誕生日休暇を絡めて、ネパール行ってきます。
ブータンからだと2万円以下で行けるのでね…

久しぶりの日本食楽しみだな~。

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プロフィール

HIYOKO

Author:HIYOKO
JOCV(青年海外協力隊)平成22年度3次隊・青少年活動
2011年1月6日~2013年1月5日 ブータンにて活動。
パロ県ドゥゲルのろう学校で美術を教えていました。

**********************
2013年、ブータンでの暮らしを描いたノンフィクションを、出版していただきました。
000_R.jpg
「ブータンの学校に美術室をつくる」
WAVE出版
定価 1,512円(本体 1,400円+税)
A5判 上製 164ページ
ISBN 9784872909616

WAVE出版
●amazon
●TSUTAYAオンライン
●紀伊国屋
●セブンネットショッピング
●クロネコヤマトのブックサービス
●Jbook


**********************
★ブータンの素材を使った雑貨を手作り販売しています。

gal1.jpg

売り上げの一部が、勤務していたブータンのろう学校へ西洋美術の画集を贈る資金になります。
販売は以下のサイトで!
ハンドメイド・手作りマーケット tetote(テトテ)

**********************


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